トゲトゲの木の偉大さ

女々しくないスピッツの曲。「プーリラピーリラ」という擬態語もさることながら、「ハナムグリ僕はまだ白い花びらにくるまってる 歩きだした心くねくねでいいな」というこのフレーズ。なんなんだ。いやー、「くねくねでいいな」という日本語の破壊力と言ったら。ちょっとまてよ、くるまってるのに歩き出してるのか。錯乱してないか、大丈夫か草野氏。「アァアー」というサビ前のフェイクもえろいんだかえろくないんだか。マサムネ氏の錯乱は続く。「だけど僕が瞬きをしたその瞬間にもう目の前から君は消えていた 元気でね いつまでも」そして曲名はトゲトゲの木。もう本当に訳が分からない。でもその訳の分からなさが大好きだ。ちょっと考えれば分かりそうで、でも草野氏の思いとは違うのかもしれないと思わせるこの歌詞が好きだ。
今のスピッツは分かりやす過ぎるような気がするんだよ。きらいじゃない、むしろ好き。だけど、わかりやすすぎるよ。