KIRINJI 10th anniversary tour 2008 @ 心斎橋 Club Quattro

仕事場を定時に抜け出し、バスに飛び乗る。駅に着くなりダッシュで格安チケット自販機で大阪までの新幹線チケット往復を買い、さらにダッシュで新幹線の改札に向かう。お弁当の文字が目に入って、「お腹空くかも」と反射的にそっちに方向転換。指定席の指定より、ご飯をとりました。
勢いでみそカツ丼的なお弁当を選ぶ。受け取ったらまだあったかくて嬉しかった。そこから再びダッシュでホームへ。自由席の方へ走ったら、結構な人。おーい、立ってみそカツ丼か?と一瞬頭をよぎるも1号車の方まで移動。意外と人少ない!もしや!と思ったらホームに新幹線が滑り込み、わりとたくさんの人が降りていき、私は無事座ることができたのでした。神様ありがとう!
母親にメールをしてから(無事乗れたよ、座れたよ!の報告メール)、早速お弁当タイム。おいしい。あまりみそカツとか食べたことないけど、カツだけに勝ち組であった。最後まであったかかった。
食べ終わってからしばらくして、もう大阪。えー?!早い早い。近いな、大阪。ドアの前を陣取り、急いで改札を出る。
新大阪の駅、久しぶり…でもないはずなんだけど*1、異常に新神戸の駅に似ていて混乱する*2。急いで地下鉄へ。
行きも急いでいれば帰りも大急ぎの予定のアマノさんだったのに、往復券が買えない。えー、わかんない。焦ってるから余計に。仕方なく片道を買い、電車に飛び乗る。ここまで乗り換え検索サイトで調べた通りに順調、と一安心。
仕事場から徒歩5分のバス停から聴き始めたツアーセットリストが、心斎橋の一つ手前の駅で一周した。なんてうまくできてるんだろう!と軽く感動する。そしてこれから、今聴いてきた名曲の数々を聴けるんだ、と改めて興奮する。
このまま会場に滑り込めばかっこよかったのに、3年ぶりの心斎橋で迷う。ちょっとうろうろしてたら、なんとか見覚えのある場所に着いた。急いでエコバッグを買って中に入るとたくさんの人、人。泰行さんと高樹さんが見える場所をこっそり吟味して立ち位置決定。よし、もういいぞ、早く始めてくれと願う勝手すぎるファン心理。この時点で19:05。間に合いました。

1.家路

イントロから、あれ?名古屋こうだったっけ?と思う始末。名古屋は、実は、それだけ集中できてませんでした…それが本当に悔やまれる。「冬枯れの〜」からの歌詞が大好きなんだけど、その直前の泰行さんのブレスも好きだったりします。

2.ジョナサン

盛り上げるために使うより、盛り上がってからのダメ押しにしてほしい…と思ってしまう。なんか、まだこっちは調子つかめてないんだよー。ついさっき大阪着いたばっかりなんだよー。(身勝手

3.五月病

名古屋では歓声が上がった第一音、大阪では長かった。長いよ、中山さん!って感じでステージ上のみなさんが笑ってた。ためすぎ!みたいな。
「今夜シチューを食べるんだろう、ワオ!」の後の「Mmm」がないのがほんとーうに残念。好きだったのに。馬のときは言ってたのに。

4.雨を見くびるな

確かこの曲だったと思うんだけど、千ヶ崎さんが浸ってる感じの表情をされてて、ああ、ブログで書いてたことってこういうことだったのかな、と思った。何回聴いてもこの曲ってすごいなあ、って思う。
武道館とは違う、もう少しだけライブっぽい感じ。

5.朝焼けは雨のきざし

泰行さんの声がCDの繊細さとは違って力強い感じで、ああ、ライブだ、って思った。

6.Ladybird

いつも言ってる気がするけど、高樹さんが泰行さんの曲でギター頑張ってくれると無条件に嬉しい。

7.この部屋に住む人へ

7で一番好きかもしれないこの曲。「気味が悪いだけさ」の「み」の音と声が好き。そしてこの曲の終わり方が好き!

8.囁きは天使のように -call me-

ボイパといい、コールミーの囁きといい、馬への布石のような気がしてしょうがない。
「茜の空の屋上で見下ろす街のあちこちで」というフレーズが大好き。

9.自棄っぱちオプティミスト

何回聴いても盛り上がる…!最初のピアノから聞き覚えのあるイントロに入っていくときが、もう!
「Oh cheer up!思い出は今もsting me 喉元過ぎてもheartache」のフレーズが好きすぎる。泰行さんにcheer upって言われる幸せったらない。無条件に元気出るよ。しかもそれを言わせてるのが高樹さんだなんて!なんてうまくできてるんだ!

10.悪玉

高樹さん上手だったー。ソロもイケるぜ…!と思ってた、勝手に。
マイマイ言ってる泰行さんもかわいい。

11.エイリアンズ

すみません、完全に休憩してました(笑)

12.愛のCoda

しかし、なぜミラーボールが回らないんだろう?ディスココーナー(と書くとえらくダサイ)はずっとまわしっぱなしでいいと思うんだけどなー。武道館ライブDVDの見過ぎか。
とにかくこれは大事な曲だ。やってくれて本当にうれしい。

13.イカロスの末裔

扇谷さんすげー!と最初と最後にいつも思う曲。
「あるところにはあるさ」という歌詞にいつもドキっとする。で、ここにはあるんだ、とそっと思う。いつも。

14.SHOOTIN' STAR

泰行さんギターと両立大変…そして高樹さんはやっぱりノリノリ(笑)膝が!でも本人は自分の姿見たときに「それでもこれだけしか揺れてないのか…!」と愕然とするのかな。ちょっと笑える。

15.タンデム・ラナウェイ

最初の高樹さんのワンツースリー的な手が!何回見てもいい!
最後のサビに入る前のフェイクがいいよなあ。

16.スウィートソウル

なんでミラーボールが回らないんだと!ここでも激しく主張したい。
これは本当に大事な曲だから、やってくれると嬉しい。(でも一番嬉しかったのは06年のスウィートソウルかもしれない…キリンジが帰ってきた!って、この曲で一番感動したもんな…

17.君のことだよ

あれ、最後のハモリは高樹さんも歌ってるじゃん(笑)
「ガラスの雨見上げた」のところが死ぬほど好き。

18.太陽とヴィーナス

なんだこれ、最高にかっこよかった!名古屋では客席の盛り上がりは見えなかったんだけど、大阪のお客さんが一番のってた曲!
そしてバンドのグルーヴも最高潮。一番一体感があったと思う。本当にかっこよかった。本当にかっこよかった。(二度言わずにはいられない)

19.もしものときは

「かばんの中」でちらっと『ありったけ』を思い出したけど、今回はスタンガンだもんな。全然違う。
最後のいったんデクレッシェンドにしてからまたクレッシェンド、ってのがニクいなー。

E1.グレイハウンド・マン

真城さんのパーカッションが効いてる!オクターブ下も大活躍。
06年のツアーのことじゃないのかなあ、としつこく思う。

E2.千年紀末に降る雪は

そろそろ新幹線の時間が気になって集中できない…けど、泰行さんのdipは欠かさず見る。この日は沈むタイミングはまちまちだった…やっぱり一回目は「を」だったけども。まさか泰行さんこれ読んでますか?(笑)
高樹さんがほっとした瞬間に…!うう!油断禁物!でも「帝都随一のサウンドシステム」は本当にいい歌詞だよなあ。引用だとしても。

E3.今日も誰かの誕生日

時間ばかりが気になる…けど、少しでも多くキラキラを聴いてから帰ろうとドアの前で。扇谷さんのキラキラ間奏から「今日の日が終わる また生きていけるね明日も」という泰行さんの声を聴いてから会場をあとにする。

エレベーターに乗ろうとしたら「階段で降りてください」と言われ、ええっ、新幹線!と思いながら仕方なく階段を駆け下りると泰行さんの声がまだ聞こえる。
「きっとすべてがうまくいくだろう」
そうだ、きっとうまくいく、と思いながら走って、心斎橋の雨を数滴浴びてから地下鉄に駆け込んだ。

新大阪に着いたときに指定しておいた席に無事座って、ぼんやりとする。アンケート用紙の裏に感想を書き連ねる。全曲振り返ってたらあっという間に名古屋。走ったら最終バスに間に合った。今日はライブの最中以外、ずっと走ってた。バス停から徒歩三分の寮に帰って、お風呂に入った。夜風を遠く聞いて、歯を磨いて寝た。

*1:この間行ったのはキャプストなんばHATCH

*2:今年の2月に弟の受験につき合った。ご当地リラックマをさんざん物色したので覚えてます。ちなみにタコヤキクマを弟に買いました。