一方で

高樹さん率いるシリアル少年たちのことなんですが。
やー。この間の「I Can't Help It」が相当かっこよくて、ビルボード会員?になってでも見に行こうかとも思ったんですが…
考えれば考えるほどがっかりする。なんでまたビルボードなんだ。キリンジじゃなかったからまだよかったけど、本当にがっかりする。
おっと、猛毒吐くので続きで!
昔の私は、兄右翼?と言っても過言ではないくらい高樹さんが好きだった。初めて行ったライブも、泰行さんの曲だと分かった途端にテンション下がるくらいひどかった。その私は、今、泰行さんの方が好きだといってもいいくらいになってる。
今でも、高樹さんの曲の方が好き。好きなキリンジ曲5つあげろって言われたら、5つとも兄曲になる自信がある。(かろうじてゆあんみが入るから、実はならないけど。でも4:1でも結構なもんだと思う。)
だけど、近頃は音楽ではない部分で高樹さんにはがっかりしつづけている。忘れもしない兄ソロライブ。あのときからだ。
あの人の思う『かっこいい』は、かっこわるいんじゃないかと思い始めたのです。
あのライブ、兄ちゃんはほとんど歌わなかった。いや歌ったけど、あれは違うだろうと言いたい。私はおしゃれな音楽を聴きに行ったんじゃなくて、高樹さんの音楽を聴きに行ったのに。ああいう空気をファンが求めてると思ってる高樹さんは、間違ってるんじゃないかと思う。
ビルボードでライブをやることも違うだろうと言いたい。ビルボードに行ったことのない私には書く資格がないかもしれないけど、私がビルボードに行く気がしないのには「チケット買う際にファンクラブの意味がない!」ということだけじゃないんだよ。
なんで食べながら飲みながら見なきゃいけないんだ。
別に飲まなきゃいいだろうって言われたらそうかもしれないけど、そういう空間で高樹さんがやりたがってることが残念で仕方がない。あなたはミュージシャンでしょう。あなたは音楽を売りにしてるんでしょう。私はその音楽を心底好きだよ。飲んでなんてしてられないくらい、好きだよ。どうして余分なものをくっつけるの?
行ったことないからわからないけど、みんな飲んでないのかな。だとしたらなおさらそこでやる意味を見いだせないよ。そういう場で好んでライブをしたがる高樹さんって、ちょっと、本当に、信じられない。
私が本当に泰行さんを好きだと思うようになったのは、馬の骨での活動を見るようになってからかもしれない。いつも言ってるけど、馬での泰行さんはファンに対してすごく真摯だ。きっと照れとかあるだろうに、それを飲み込んでファンに向き合ってる。その姿勢が本当に素晴らしいと思う。(曲も大好きだよ泰行さん!季節の最後にが今年も聴けるって信じてるよ!)
今年は磔磔で馬のライブがある。泰行さんが磔磔を好きな気持ちはとても健全だと思う。それは音楽、あるいはファンのことを思ってのことでしょう?高樹さんがビルボードを選ぶ理由は、どちらも含まれてないと思うの。
ビルボードでやるくらいなら、野音でやってほしい。私はそう思うけどな。この間のワールドハピネスを思い出してごらんよ、グラノーラにぴったりじゃんか!
だけど、もしかしたら私みたいな感覚のファンの方が少ないかもしれない、とも思ってる。結局東京のキリンジ人気を支えてるのは、(語弊を招く覚悟で書くぜ)いわゆるスノッブな人たちなのかもしれない。だとしたら、高樹さんのやり方は正しいのかもしれない。
ああ、だけど。ってね、エンドレスリピートだよ。