好きなものが多くて、少ない

私は好きなものが多い。音楽。野球。サッカー。一応、読書。
でも、その中ではとても狭い分野しか好きじゃない。野球とかサッカーは、それが普通だろうけど(たくさんの球団を応援してるっていう人はあんまりいない気がする)。音楽に関しては、きっと「音楽好き」と自称する人たちの中ではとっても狭い方だと思う。
キリンジばっかり。あとは昔のスピッツくらい。キャプストはライブに行ってたけど活動休止しちゃったし。他のバンドはアルバムを数枚聴いたことがあればいい方。ほんと狭い。
それで「音楽好き」を名乗っていいのかなあ、と思ってた。もしかしたらいけないのかもしれない。笑われちゃうのかもしれない。
でも、狭くてよかったなあと思えるようになった。私は深く突き進みたい。それは狭いからこそできるんだと思う。「深く広く」ができる人もいるのかもしれないけど、私は無理。私のエネルギーは限られてる。それなら、一つのものに集中した方がいい。
キリンジ好きの人が好きな他のバンドに、あまり興味を持てない。それを引け目に感じたことは別にないけど、人生損してるのかしら、って思ったりする。
でも、違うんだ。私はそういうふうにできてない。キリンジを深く知ることができない方がよっぽど損*1、そう思うのが私。最優先されるべきはキリンジ、それ以外に私の選択肢はない。そしてその優先度はジャンルを超えている。ヤクルトがM1で迎えた試合とキリンジのライブでも、私はキリンジを選ぶだろう。突き詰めるとそういうことなんだろうね。
好きなものは多い方が幸せなのかもしれないけど、少なくても幸せなんだな。

*1:なんて書いたけど、ほんとはキリンジにだって適当なんだけどね。キキもろくに追ってないし、歌詞もあやふやだし。ま、O型なんでね!笑