昨日の流れなど

夢のようだった、というかなんというか。
仕事を定時で上がり、新幹線に乗り、六本木で降りて東京ミッドタウン。帰りはダッシュしないと夜行バスに間に合わないから、着いたらすぐに帰り道を調査。
そんなこんなしてたら開場時間過ぎてて、席に通してもらったのは21時過ぎ。お知り合いに来ていただいてしまい、開演までのちょっとの時間でも、お話できて本当によかった。
そして開演。
正直、ビルボードどころではない数週間だった。ていうか、その場に着いてもそれどころではなかったというか。だって、数時間前までは仕事の原稿のことで頭がいっぱいだったんだから。
そして、今朝、7時前に名古屋駅について、そこから部屋に帰って、シャワー浴びて、仕事。ずっと仕事。昨日思ったこと、あれこれ日記に書こうと思ったこと、全部薄れてしまうくらい、仕事。
でも、今思い返して、やっぱりとても楽しかったと思う。帰りの時間のことを気にしながら、お会計がどうなるか心配しながら、でもでも楽しかった。
楽しかったのは私たちだけじゃなくて、多分、あのステージ上にいたメンバー全員こそ、楽しそうだった。それが本当に嬉しかった!
泰行さんの声がよく出ていてほっとした。高樹さんのコーラスに度肝を抜かれた!英語の発音がうまく聞こえるマジック。すっごくよかった!
帰り道、母親と挙げた個人的によかった曲はことごとくかぶらなくて笑ったけど、でもそれだけどの曲もよかったってことじゃんね。
楽しい時間だった。実は久しぶりにキリンジの音楽に触れたのだけど、キリンジっていいな、やっぱり大好きだな、と思った。
一方で、ビルボードについてまた考えた。私みたいな、地方に住んでる人向けでは全然ない会場。仕事帰りに「おなかすいたねー」とか言いながらお酒と食事を頼んで、好きなミュージシャンの音楽、生の音楽をバックに楽しく過ごす場所なんだろう、なんてこと。本来のビルボードライブ東京のあり方を考えたら、私がビルボードに腹を立てるのはお門違いだったんだなと、今更思った。そんなふうに考えられるようになったのは、実は、私がキリンジから距離をおけるようになったからなのかもしれないとも思う。それはちょっと皮肉なことのようにも思えるけど…でも、多分そうなんじゃないかな。
好きな気持ちは変わらないけど…自分の姿勢は、変わるのかもしれない。やっぱり大好きだなあと思ったのに、それと同じくらい強く、距離をおくことになるんだろうと、確固たる感じで思った。私も年を取ったということでしょうか。
キリンジが好きなんですけどね。
ネタバレというか、詳細な感想は、あとで昨日の日付で書こうかな。