SPITZ TOUR 2011 とげまリーナ@日本ガイシホール

スピッツを見るのは9年ぶり。20代になってから初めて、の勢い。もうすぐ29才なのに。
とげまるは好きなアルバムだけど、本当に、気持ちは平らというか、期待しすぎず、悲観しすぎず、臨めたと思います。
そもそも、スピッツは過去に3回しかライブに行ったことがない。そのうち2回がセンチュリーホールで、1回は岐阜の国際なんちゃら。いずれもものすごい遠い席だったけど、今回が一番遠かったかな。でも、ちっちゃく見える草野さん始めメンバーみんなが元気いっぱい楽しそうにやってるのを見られてうれしかった。
ネタバレするので、続きで。
一曲目は「聞かせてよ」。お客さんたちの手拍子が懐かしい。そうだった、このバンドのライブで手拍子するんだった。たとえ一列目とものすごい時間差があったとしても。
二曲目は「俺のすべて」。某所で見たネタバレに挙がってなかったから油断してたら、まさかの二曲目!いっつも「俺のすべて」を聴いているような気がするよ…いいんだけど、ちょっと飽きたかな…
三曲目は「恋する凡人」。これは好きな曲なんです、盛り上がるしよかったなー!
そしてちゃんと順番を覚えてるのがここまでなので、あとは嬉しかった曲を順不同で羅列します。

夢追い虫

なんてったって夢追い虫でしょう!これ、多分昨日はやってなかったんじゃないかな?プールはやらなかったけど、夢追い虫やってくれたらもう…ほんとうれしかった。
私、スピッツで一番好きな曲かも。

冷たい頬

高校生だったなあ…初めて行ったライブはフェイクファーのツアーだったというのもあるけど、高校入学して初めて友達と行ったカラオケで歌ったから、なんだかとても思い入れが深い。なつかしくて、うれしかった。

ラズベリー

母上がたいそうよろこんでいらした(笑)これはレアだわあ(当社比)。初めて聴いたときにドキドキした感じ、「え、これってエロい歌詞だよね?」って訳もなくきょろきょろしちゃった感じとか思い出してちょっと笑った。聴けてよかった!

ジュテーム?

昨日はどうやら「田舎の生活」だったようだけど、「田舎の生活」前聴いたからさあ。(ていうか、ライブ4回見たなかで2回「田舎の生活」聴いたらすごいよね。)
8823のツアーは確か受験生でいけなかったので、聴けてよかった。(そのわりに8823は何回も聴いているのですけどもね…笑)

鳥になって

これってねえ、ものすごいマニアックな思い出があるのですよ。
昔、花鳥風月が出る前に、「アルバムに収録されてないカップリングを集めておかないと!」と思って、「シングルをTSUTAYAで借りよう大作戦」を実行したのです。そのときに借りたのは「魔女旅に出る」と「裸のままで」じゃなかったかなー。その努力は花鳥風月で水の泡となるわけですが。
というわけで、そんなことを思い出しました(笑)
昔のバージョンだってMCで言ってたけど、歌詞もそのときの歌詞なのかな?
「ああいつまで君の体に」の歌詞が違ってた気がする。「ああいつでも」だったっけ。なんか、へえって思って。そして自分が「鳥になって」の歌詞までもちゃんと覚えてるとは思わなくてびっくりした。三つ子の魂やわー。

猫になりたい

私、ほんとにひねくれてるからさ。人気がある「猫になりたい」とか、好きだけど好きじゃないっていうかさ。
でも、かわいいんだよねえ。しみじみした。いい曲だ。人気があって当然だよ。聴けてよかった。

ガーベラ

草野さんは「しっとりしましょう」的な感じで言ってたけど。
私あんまり好きじゃなかったんだけど、いい曲だね。Aメロが好きだ。こうしてライブで好きになれるのってうれしい。(「旅の途中」もそうだったような気がする。それだって9年前だもんね。なつかしいな…)

あとはとげまるアルバム曲かなー。探検隊とかライブでよかった!
そうそう、トンガリの振り付けだけやった!(笑)初めて行ったライブでやりたいのにやれない恥ずかしがりやだったので!

「ときどきでいいので、忙しい生活の合間にスピッツのことをちょこっと思い出してもらえたらうれしいです」って草野さんが言ってた。
スピッツは、私の青春そのものだったんだよなあ。最新アルバム以外の曲は全部歌詞を歌えるバンドって、スピッツだけなんだよ。本当に好きだったし、好きなんだ。
私は、少し別の道を選んでしまっているけど、あの日々があったから、今の私がいるのであって。スピッツには感謝してもしきれないと思った。
これからも、スピッツの4人(プラスクージー)に、たくさんの幸せと健康がありますように。草野さんが「おじいちゃん、スピッツの人ですよね」って言ってもらえるように、私もおばあちゃんになってもスピッツファンでいられるように。