自分の物事の考え方を、省みてしまう

ええ、きっかけは「ぼくは落ち着きがない」です。一応、読書好きと自称したい者としては、読んだ方がいいかと思ったのです。
結果、面白かったけど、読みたくなかった、かも。

家族八景 (新潮文庫)

家族八景 (新潮文庫)

七瀬ふたたび (新潮文庫)

七瀬ふたたび (新潮文庫)

エディプスの恋人 (新潮文庫)

エディプスの恋人 (新潮文庫)

家族八景」は昨日の当直中に、下の2冊は今日帰って来てから一気に読んだ。
うむ。
家族八景」は、面白かったし、読んでよかったと思う。だけどねー。今日の2冊はねー。
いや、「七瀬ふたたび」はいいの。確かに、死ぬしかない。だけど、「エディプスの恋人」はねー。タイトルからして嫌な予感はしていたんだけどさー。
なんだろうな。男性が「彼女」の欲望をああやって表現した嫌悪感?宇宙意思が女性なのはともかく、あの欲望って。
いや、この嫌悪感を持つことすら、なにかしらのコンプレックスなのかもしれない、なーんて思い悩まなくちゃいけないことが煩わしい。そういう読書、したくないー。だって読書は娯楽だもんー。
でもまあ、嫌悪感をもったり、自分の物事の考え方に違和感を感じてしまうくらい影響を受けちゃう私ってかわいい☆じゃなくて、そういう読書ができたことはありがたい、のかも。それだけ手応えのある読書だったってことですものねー。
うーん。SFってあんまり読まないけど、やっぱり私は、小説に「現実」を求めてるからなんだろうなーと思った。ここまで書いてようやく、なんか、この間このことを考えようとしてwiki読みあさったけど、よくわからないまま終わったのを思い出した(笑)文学部入るかねー。
あ、そうそう、こんなふうに「やっぱ現実じゃないと☆」とか言ってるくせに、一つ笑えること言ってもいい?私が大学受かったの、宇宙意思的なものなんじゃないかと、今でもときどき思うよ。それくらい奇跡なんですもの。