ひそかでうつくしかろう

昨日、出勤のときに浮かんだフレーズが見出し。だから、久しぶりにHomegroundを聴きました。

Home Ground

キリンジ自体を最近聴いてなくて。言っちゃうと、怖くて。でもあと一ヶ月で始まっちゃうんだと思ったら聴いた方がいい気がしてiPhone見てたのに、なんで「一度きりの上映」なんだろう。「来るべきキリンジを前に」ということなんだろうか。
もし、Homegroundが来るべきキリンジのプロローグなのだとしたら、私は問題なく楽しめると思う。初めて聴いたとき、確かいい兄ちゃん*1の日に発売されたHomeground、馬のライブどころでなくなるくらい好きだと思ったことを思い出しました。
だけど、一方で、来るべきキリンジは今のキリンジのエピローグなんだよな、とも思った。
今のキリンジという物語が終わって、新しいキリンジは、そのエピローグ。後日談。スピンオフ。
どんなに好きな物語でも、いつかは終わる。バンドを物語と同じに例えていいのか分からないけど、これだけ楽しませてくれたことに感謝したい、と思った。
物語には区切りがある。でも、登場人物の暮らしは、物語という枠組みが終わっても続いていく。続いていく生活の中で、あのときの気持ち、言えなかった裏話、終わってしまった「物語」をより深く理解できるような、物語の続きを見させてもらえるということなんだろう。いや、高樹さんのことだから、過去は忘れさせてやる！的なつもりかもｗ
Homeground一枚通して聴いたら、なんとなく大丈夫かもしれないと思った。Epilogue（街から町へ、のやつ）の最後の、影の唄のイントロが流れたときは、胸が痛んだけれども。

*1:追記。いいにいさんだったｗ