さらば僕らの青春よ

あれ、二日連続ゲントウキだ。見出しの話。

20代最後の日。まあ、ここまで来たら粛々と受け入れるしかないよね。あれだ、本当は怖くてしょうがなかった解剖の前日、みたいな。分かりづらい例え(笑)
20代最初の日はどんなだったか思い出す。大学一年生で、多分バイトばっかりしてた。キリンジはまだ47'45"しか聴いてなかった。10代最後に大きな失恋をして、立ち直りかけてる頃だったと思う。
あれ?20代最後にもまた大きな失恋してるんですけど…(笑)(笑えない)(30代は三度目の正直にしたいですね!)(切実!)
キリンジのライブに出会い、ひたすらバイトして、バイト時々ライブの合間にテスト勉強して切り抜けた大学生活、死にそうな研修医生活、辿り着いた精神科医生活、の基本はキリンジ、だった。20代。
大げさに言うと、自分の力で人生を変える、変えようとする努力、みたいなことを始められたのは20代最後の収穫だったと思う。これは30代入っても続けなきゃいけないこと。
明日から全然違う人生になるわけじゃない。今日の続き。その中での区切り。新しい始まり。
20代はまだまだ甘かった。今度こそ、自分の力でなんとかしなきゃ。自分で手に入れて、自分で大事にして、自分で守る。
「さらば!僕らの青春よ 悲しくも美しく光ってる」。
ようやく、ちゃんと、意味が分かった気がするよー。