母親についてと回顧録

昨日、浜松のレポを書き終えてから、初めて行ったライブの感想を読んでみた。あの頃はまだ自分のサイトというものがあって、わざわざhtml形式で感想を書いていたのであります。懐かしい。
初めて行ったライブは今は亡き愛知厚生年金会館でのKIRINJI TOUR2003です。
あのときから、ずっと母親と一緒にキリンジのライブに行ってます。これ、よく考えたらすごいことだよね(笑)
確か、ライブ行く前は「お母さんもキリンジ結構好き」くらいな感じで、多分FBHLをさらっと予習したくらいで、そこまで強烈なファンではなかったんだけど。あのライブで変わったんだなあ。帰り道すごい興奮してて、「めちゃくちゃうまいね!あのピザの歌!あれすごいいい!あと、あのなんとかーって曲何?!そのアルバム聴きたい!」みたいな調子で、ずっとずっと話してた。その日以降、私が学校から帰ってくるといつもリビングでキリンジが流れてた。懐かしい。
私が何気なく言った「武道館で今度ライブあるんだよ」に対して、「え!それすごくない!行こうよ!次いつ武道館でやるかわからないよ!」と答えたお母さん。私は遠征っていうのが頭に全くなかったから、目から鱗が落ちた感じで。そっか、指くわえてないで、行けばいいんだって思ったんだ。そうして遠征の道が開けたんだよねー。懐かしい。
一般で、しかもツアー始まってからチケット買ったから、三階のすっごい遠い席でねえ。一回限りでおしまいだと思ってたくらいだから、行けるだけで幸せで、その場にいられればいい、って私は思ってたんだけど。お母さんはアリーナ席がうらやましくてしょうがなくて、「帰ったらKICに入会させよう」と思ってたらしい!笑える。だから帰り道に「ファンクラブ入ろうかなー」って言ったらすごい勢いで勧めてきたんだな(笑)
親子して東京が好きだから、翌年はまずダイヤモンドホールと東京ゼップ工業のチケットを取ったんだよなー。(AX?渋公?は日程的に無理だったような気がする。)で、その年は韓国ツアーがある年で、最後の最後まですごい迷ってた。学生には高かったなー。「一人で行って来なよ」ってお母さんはやっぱりこのとき背中を押してきたんだけど(笑)、でも韓国の代わりに福岡に行った。愛しのDRUM LOGOS。せっかくKIC入ったのに、一般でチケット買ったんだよ。近所のファミマで発券したら、「え、これ福岡のライブですよね!すごいですね!マジっすか!」と学生アルバイトくんに言われたのもいい思い出(笑)でもほんとにロゴスでの泰行さん高樹さんは遠くて、「こりゃ来年の福岡遠征は絶対行かないと!近くで見たい!お手振りしたい!」と思ったのも覚えてる(笑)武道館のときに、「当日券ってあるかどうか、分かりますか?」と話しかけてくれた福岡のお姉さんと再会して、一風堂に連れて行ってもらったのも素敵だった!お店を出たら、「ムネリンが来てるらしい!」とか色めき立っててさすが福岡!と思ったのも懐かしい。
あれ、この話どこに着地するんだろう(笑)
えーっと、話を戻すとね、お母さんにはお世話になってるなーってことかな。学生時代から私が遠征費用出してるんだけど(よく友達に「お母さんもファンだと出してもらえるからいいねー」って言われて内心ギリギリしてた笑)、親孝行という名目以上に、私が助かってる。
だって、周りにキリンジファンなんて一人もいないんだもん!話す相手が全くいない中、まず母親だから気を遣わなくていいし(笑)、母親だからか好みが似てるし、家に帰ってもずーっとキリンジの話ができるし、BBLのチケットの取り方に対する苛立ちも全く一緒だから文句言えるし(笑)、いいことづくめなんだよね。遠征とかに関する感覚も同じだし、きっと下手に中途半端にファンな友達よりずっと楽しいしほんとにラクだと思う。
私が国家試験の勉強だとか研修医で忙しくてあんまりメディアチェックしてないときもちゃんとチェックしてたし、今だって南波ちゃんの新曲もいち早くヘビロテしてるみたいだし(笑)、下手したら私よりもキリンジファンだなあと思う。そんな母親を持てて幸せだし、これだけ好きなものを一緒に楽しめてることも幸せだと思うんだ。ほんとに。
これからもいっぱい行って、年甲斐もなく(笑)きゃーきゃーしようね。よろしく、お母さん。