KIRINJI TOUR 2010/2011 @ C.C.Lemon Hall 1日目

まず、id:Loxonin:20110108の冒頭を読んでいただけると嬉しいです。
マイナス面も含めて、私が思ったことを書こうと思ってます。自分の印象を変えたくない、という人は読まれないでくださいね。
去年から続くツアー、今度はホール。開場前に寒い思いをしなくていいからほっとする。
始まる前には、期待と不安があった。セットリストは変わるかな。泰行さんの風邪はちゃんと治ったかな。加湿器が二つに増えてる…などなど。
入場して、BSフジからお花が入っていて、これはDVD?とほんのり頭をよぎったけど、この点はあまり期待しなかったな。それだけ不安が大きかったのかもしれない。
開演前にアナウンスが入る。ああ、ホールだ。今までのライブハウスとは比較にならない大きいホール。寒々しく思えてしまうくらい。客電が落ちて拍手が起きても、隣の人や後ろの人の拍手も遠く聞こえる。ひゅーひゅー言っても響かない。
メンバーが出てくる、テンション上がる。あっ、伊藤さん髪切った!楠さんもさっぱりさん!あ、玄さんも!チガさんはお帽子素敵!高樹さんも髪切った!おぼっちゃんみたい!って、え、何この人ネクタイ締めてるんですけどー!!!泰行さんがかわいいかわいいかわいい。何回書いても足りない。かわいい!黒いシャツ、緑(に見えたんだけど…)のチェックのネクタイ、グレーのカーディガン、裾のちょうどいいジーンズ、緑のスニーカー。ああ、新年だから?新年だから??ありがとう泰行さん!とテンションを上げてから、次の心配。
ホール。BBLを除くと今まで6回くらいキリンジのホールでのライブを見てきたけど、全部立ってきた。だから今回も立つものだろうと思った。なのに、楠さんが始めても誰も立たない。焦って周りを見渡す。誰も立たない。立たないの?
一曲目の台風一過、ほとんど覚えてないのは立っていないことがawkwardだったからだ。(ごめんなさい、帰国子女です。いい日本語が思い浮かばないの。気持ち悪い、が一番近いけど、それだと誤解を招きそうで。awkwardのいい日本語訳を思い浮かべなかったので、調べました。『まごつかせる』だそうです。そんな感じだ。)
座ったままのライブなんて、生まれて初めてだ。楠さんのドラムが椅子に響いて心臓がおかしくなりそう。立ちたかった、私は。今までライブハウスで立って聴いてたから、というのもあると思う。とにかく立ちたくて、このライブ中ずっと座ったままなのか、と心配してた。一曲無駄にしました。
夏の光のイントロが入って、それでようやく真ん中のブロックの何列目かの人が立ち出す!やっと!と思って勢いよく立ったら、私の後ろ以外は周り誰も立たない…真ん中あたりの人が立ったくらい。あとは座ったまま。ええー?!と思っているうちに歌が入る。
そして歌でまたショックを受ける。いつものところで裏返った。繰り返されるリズムの「かー」。去年、浜松からずっと裏返った場所。ああ、治ってない、と思ってショックを受ける。2週間お休みだったはずなのに、治らなかった。あるいは新しい風邪?でも同じ場所が裏返ってるよ。
そしてMC。隣の母親に座れと袖を引っ張られる。仕方なく座る。落ち着かない。泰行さんがローディーさんに何か言おうとするのに全然ローディーさんが気付かないから、わざわざ玄さんのところまで行って何か伝える。いつもと違うローディーさんだもんな。あの坊主頭の(千ヶ崎さん似の)ローディーさんはどうしたんだろう?

泰行:あけましておめでとうございます!新年一発目なので、僕たちも気合いが入ってます。今日は楽しんでいって下さい。

拍手をしながら、また周りをきょろきょろ。立っていいかな、いいかな?でも誰も立たない。絶望感。きっと都市鉱山まで立てないんだ…都市鉱山は立つからな!誰がなんと言おうと立つからな!!!と誰に向かってか分からないけど、心の中で強く思う。
ホライゾン!ホライゾン!が始まったら、Aメロだったかな、泰行さんが足踏みした。イメージはロープウェイでのきわさん。かわいい、と思うと同時に、お客さんを盛り上げるためなのかな、と思って胸が痛む。座ってるから、という罪悪感。そんなの感じなくていいのかもしれないけど。
温泉街の歌い出しのあのきれいな声はどこに。Rainではボイパ一回目は入らず。初日の横浜で音程があやうかったセレーネ、今ではもうすっかりばっちり。なのに、声が思うように出てないんじゃないかな、ってくやしい。私がくやしがるのはおかしいんだけど。三拍子に変わる前の長い時間(笑)、今までチガさんが担当だったコロコロは楠さんの担当に変わっておりました。(かなりマニアックな情報
あっという間にまたMC。

泰行:津々浦々、全国のライブハウスを回ってきて、今年はホール。ステージが広くて、どこにいればいいか分からないんですけど。
(客笑う)
泰行:…ね。
(メンバーからの反応皆無。泰行さん苦笑してから、ああ、と思い当たったような顔)
泰行:思い出しましたよ、僕が去年ここで何を話していたか。
(その口調があまりにも酔いどれ感にあふれていたので)
高樹:まだおとそが抜けませんか、泰行さん。
泰行:(高樹さんのツッコミをシカトして)ここまではボイエンシーの曲しかやってないんですよ。で、ここからは昔の曲もやります、って話してたんです。全国で、「ボイエンシーはもう聴いていただけましたか」って訊いて。お愛想(だっけ?なんて言ったっけ泰行さん><)の拍手をもらって、励まされてやってきましたけど。
(客笑う)
じゃあ、そろそろ休憩できましたでしょうか?

星座、相変わらずアウトロ前に拍手する人がいる!!この日の私は立てなくてすさんでるから、「東京人のくせに把握してないなんて!」と心の中で悪態づく。高樹さんのアウトロギターは原曲に忠実な方が個人的には好きです。何本もライブやってきて飽きてきてるのは分かるけど、次に星座をやるときのは随分先であろうことを思うと、アレンジしたものより原曲の方が聴きたいな。
Round and Round。アウトロでアレンジ!ラウン、エン、ラウン、エン…「ラウン!」で赤いフラッシュ!ドラムを始め、ぎゅいん!(すみませんボキャブラリーがなさすぎて。)かっこよかったー!!
嫉妬。嫉妬も座ってみるのね、と生暖かい気持ちでイントロを聴く。本当に心がすさんでた記憶しかない…高樹さんのギター、かっこよかったのに…アウトロが収束して、「やっと都市鉱山がくる!私が立てる時間!」と思うけど、なかなか入らない。玄さんのギターの交換がうまくいかないから?とにかく高樹さんがいらついて早くしろ!ってジェスチャーしてたのが印象的。ステージ上であんな高樹さん、初めて見た。初日からここはかぶせ気味にイントロが入ってた気がしたんだけど、去年の終盤は開きがちだったんだよね。私も気になってたから、高樹さんの苛立ちはちょっと納得。あそこまでいらいらしないけど(笑)
ようやく念願の都市鉱山!周りもさすがに立つから、ほっとする。照明も凝ってた。赤い灯籠みたいなのがくるくるまわってかっこいい!高樹さんのボーカルも振り切れてる!そしてエコー!会場も盛り上がる!!
楽しい時間はあっという間に過ぎ(泰行さん定番フレーズ)、ああ、MCだな、と思って座る。そうしたら深海魚のイントロでびびる。あれ、変えてきた。
考え過ぎかもしれないけど。都市鉱山の間、泰行さんは休めてるのかもなーと思った。だから、もう一曲やっちゃって、そのあとMC入れた方がより効率よく休めるのかな、と思ったりした。
深海魚のタンバリンは短めで寂しい。あの、シャンシャントン、シャンシャントンから、最後のサビに入る前に連続してシャンシャンシャンシャンシャンシャンってタンバリンを振るところがかわいいのに!(説明が難しい…)ちょっと残念。
深海魚のあと、今度こそMC。

メンバー紹介。
高樹:あなた、また正月に帰って来なかったじゃないですか。
泰行:まあ、ツアー中なんでね。
高樹:(苦笑して)僕もツアー中ですよ。僕の顔を見たくないんですか。
泰行:(高樹さんの「僕の顔〜」と同時に)とうとう電話もかかって来なかった。(ややドヤ顔)
高樹:(繰り返して)僕の顔を見たくないんですか。甥の面倒を見たくないんですか。
泰行:(面倒くさそうな顔)…
玄さん:帰ってやりなさいよ。
(客笑いつつ拍手)
泰行:帰るとしばらくいたくなるんですよね。数日経つとリハとか始まっちゃうから。
高樹:あーそれはあるね。
泰行:それで今年は帰らなかった。バンドメンバーが実家に集合するのはね。キリンジ全員集合だから。EXILEだったら大変なことになりますよ。
(客笑う)
高樹:あれだけの人が全員兄弟だったら大変だよね。大家族になる。
泰行:ビッグダディでしょ。(ややドヤ顔)
高樹:正月になぜかやってるよね、あの大家族の番組。といいつつ俺も見ちゃうんですけど。
泰行:ビッグダディでしょ。(念を押す)
高樹:(観念して)ビッグダディね。
泰行:いいよね、ビッグダディ。あれだね、ビッグダディとSASUKEが好きだね。
高樹:SASUKEって…あーあれか、筋肉の。
泰行:そう。アメリカのチームが強くてねえ。
高樹:さっきからテレビの話しかしてない(笑)みなさんは地デジですか?
泰行:あのメッセージイヤだよねえ。つい読んじゃうもん。2011年7月、まで読んで、何だよー!って。(高樹さんを見て)テレビないから、分からないか。テレビないウチの子。
高樹:ビデオをもらってるんだけど、それに字幕が入ってる。
泰行:(ちょっとびっくりしたのかな?)ニューヨークに住んでる人がドラマのビデオ借りてくるみたいだね。
高樹:(笑いつつ)笑っていいともとか借りてくる感じね。僕は友達に送ってもらってるんですけど。面白いやつを。白い巨塔とか…(明らかにお客さんの反応が微妙で苦笑する高樹さん。)
泰行:あー、でもそれはいいね。面白いのだけを選んでくれてるっていうのは。
高樹:ときどき変なものも混じってるけど。釣り情報とか。またテレビの話ばっかり、すみません。
泰行:ライブハウスみたいになってるけど、ここはこういうコーナーなんです。(キリッ
高樹:まあ、フォーマルなMCってないけどね。あれなんでしょ、そういうMCでは、アメリカだと差別的なジョークをいれるんでしょ?
泰行:(考え込んでから)あー。三つの坂とかね。人生には三つの坂があってー、とか言って、そう来た時点で最後の一つはまさかなんですけど。
(客戸惑いながら笑い)
高樹:見事にかみ合ってないっていうね。結構ツアーやってきたはずなんだけどなあ。
(客笑う)
高樹:(ぼそっと)曲行こうぜ、曲。

ブルーバード。歌い出し遅れた気がするんだけど、あれでいいのかな。「雨降る」が飛んでしまう。ムラサン。おっきい照明が降りてくる。サビでいつものムラサキ→オレンジな照明。ほんとに玄さんのソロがすごすぎる。カゲロウを挟んで、あの世で罰を受けるほど。ここまで来ると立てていない自分から解脱。泰行さんは「どうもありがとう!」と口ぱく。切ない…

泰行:楽しい時間はあっt(ry<いつものあれ

小さなおとなたちの音程ばっちり。アンモナイトはブルーの照明がゆっくり回って、まるで灯台の明かりみたい。アウトロでの伊藤さん、ポロロンポロロンポロロンと波が押し寄せてくるみたいなピアノが素敵。
本編終了。アンコール。立つ!誰がなんと言おうと立つ!!!周りもさすがに立っててちょっとほっとした。

泰行:アンコールありがとうございました。(千ヶ崎さんを指して)ああいうTシャツ売ってます。冬にTシャツを着たい人はいかがでしょうか。(言いながら、「ちょっとこの言い方まずかったかな」と苦笑してた気がする)
高樹:最近は真冬にTシャツの小学生も見なくなりましたかね。
泰行:(適当に)見なくなりましたね。じゃあ、もう何曲か聴いて下さい。

ミラーボールと愛のCoda。愛のCodaって、初めて行ったライブでも見たんだよなあ、あのときもミラーボール回ったよなあって思ってほっこり。しかし終盤に落とし穴。泰行さん、「行き先も訳も」の「訳も」が出なくて?歌えなくて?すみません、と謝る。京都の「台風一過」でさえ謝らなかった*1のに、謝るなんて!とショックを受ける。そのわりには冷静なディビのあと、タンバリン!ああ、愛のCodaにタンバリン似合う。盲点だった。かっわいい!とテンション上がる。
愛のCodaのあと、哺乳瓶の愛称でおなじみ、SAVASのふたをあけて直接飲む泰行さん。男前だぜ…!と思いつつ、心配。やっぱり調子悪いよな…
Drifterはなんとか歌い終えたという感じ。デイジーチェインの前にまたほとんど残ってないボトルをあおる。かっこいいけど、かっこいいけど…デイジーチェインも苦しそうだった。
そうしてC.C.Lemon1日目が終わった。客出しの歌が変わっていたが、それもあまり頭に残らない。なんだろう、この疲労感。
二日目の席を確認してから、ロビーに出る。「明日のカメラ席開放します!」のポスターが。それで勝手に納得した、本当は明日のライブがDVDになる予定だったけど、調子が悪いからやめたんだ…
一日で劇的に変化するわけない。明日もこんな調子なんだろう。しあさってもある。大丈夫かな、泰行さん。そればっかりだった。
読み返してずいぶんマイナスのことばっかりで、正直自分でもびっくりしてますが、1/8(id:Loxonin:20110108の予定)に続く!こっちはもうちょい明るいこと書ける…かなあ?

*1:近日中にレポ書きます。歌い出しが全く入れなくて、初めから歌い直したのです。