YASUYUKI HORIGOME LIVE TOUR 2014 @ NAGOYA CLUB QUATTRO

今回はチケット見てタイトル書きました。
えー。行ってきました。泰行も。泰行は最初から名古屋だけのつもりで。大阪は一瞬迷ったけど、体力面を考慮して見送り、結果大正解でした。私、スタンディングもう無理。KIRINJIは柵の前に立って、適宜もたれていたのでした。それ忘れてて、泰行のとき死んだ。繰り返します、死んだ。
きっとネタバレもするので続きで。


なんというか。ライブの後半、KIRINJI以上に苦しかったのである。
この間?の、umeda akasoには行ったんだけど(結局アイリスの記事のあと、感想書かなかったのだね…)、そのときはとっても楽しくて、全然苦しくなくて、「やっぱりメインボーカルに左右されるのかしらん」なんて思ってた。
だから、今回こんなに苦しいことに驚きで、ショックで。


久しぶりにクモと蝶をやったわけなんだけど、それを弾いてるのは渡辺シュンスケa.k.a.シュンちゃんではなくて。
なんで前回は思わなかったのだろう。手元に前回のセットリストがないからわからないけど、そういえば、前回はキリンジ色の方が強かったような気がする。


帰りの電車の中で打ち込んだメモを、そのままここに書き記します。

クモと蝶で気付きました。
私は、二つのものを失ったのです。泰行がメインボーカルをとるキリンジと、シュンちゃん小松くん松江くんが周りにいてくれる馬の骨の、両方を。
気付いた途端、帰りたくなった。


KIRINJIでも喪失感は感じたけど、泰行のライブでの喪失感は二倍になった。
二度とない。高樹曲を歌う泰行を見られないし、シュンちゃん小松くんのコーラスも見られない。松江くんのソロもない。
私はまだ、何も受け入れられていなかった。


伊藤さんのピアノは好き。大好き。
あおよーさんのギターもとっても素敵だった。
沖山さんはさすがの安定感だった。チューイングガム!
だけど、だけど。
泰行の周りの人たちは、「サポート」でしかなくて。誰も仲間じゃない、気がした。


KIRINJIを見たあとだから、余計に感じた。
KIRINJIは、ちゃんと、「バンド」だ。みんなでアルバムをレコーディングしたからかな。ちゃんと連帯感がある。だけど。


泰行はひとりぼっちで。
馬のときみたいにMCも周到に準備していなくて、冷や汗もので。
だからこそ、あの馬では一言もしゃべらなかった沖山さんが「しゃべったほうがいい?」って言ったんだろうし。


泰行はこれからどうなるんだろう。ちゃんとやっていけるんだろうか。
これからずっと伊藤さんにバンマスを頼み続けるわけにもいくまい。本当に、何もかも心配。


そこへ、「ブランニュー・ソング」の歌詞だよ。
見守っていてくれ仲間よ、無様なダンスを笑って。


無様なダンスなんて、一度たりとも踊ったことはなかった泰行なのに。どうしてこんなことになったんだろう。
そこまでしてほしかった自由がこれなの?


いや、あの、こんなこと書いてますけど、泰行の歌は素晴らしかったです。声の心配はゼロ。演奏もほぼ文句ナシ。(一つだけ挙げるとすれば…ビリーの2拍?はきちんとやってほしかったなー)
なんだけど…


なんだろうなあ。私だけが前に進めていないみたい。
でも、どうもそれは私だけではなくて、張本人もそのように思えるから、死ぬほど心配なんだよ。