そして、改めてこのライブの感想

すごい。すごく、お客さんのためのライブだった。そりゃそうなんだろうけど。そりゃそうなんだけどさ、お客様のためのライブなんだから。でも、そういうのじゃなくてさ、なんて言えばいいんだろう。
調子が悪いからこそ、最大限楽しませる努力をしなきゃいけない、ということかな。泰行さんの声の出し方、音程を微妙にずらすこと、地声にすること。これは、お客さんのための努力なんだ。高樹さんの、ギターでハモリで歌で盛り上げようとする姿。これも、お客さんのための努力。
二人の気持ちが痛いほど伝わってきたし、それが嬉しかったんだと思う。痛いくらいに嬉しかった。嬉しいけど痛かった。なんで痛かったんだろう。泰行さんがほんとはさらっとすごい歌が歌えること、知ってるからかな。これだけ頑張らないといけなかった泰行さんが切ないからかな。
いいライブだったんだと思います。これを書いてるのは12日の20:30なんだけど、今思い出すと、ものすごくそう思う。キリンジからの愛を感じる、いいライブだった。
そうだ。私たち、キリンジファンは、キリンジに愛されてるんだと思う。愛していなければ、あそこまで頑張ってくれないと思うの。
あの、また書いてもいいですか。私、キリンジが好きです。