キリンジに頼らない幸せ

仰々しい見出しですな(笑)
20代の私にとって、キリンジアイデンティティであり、幸せの象徴であり、生きる目的だった、と思う。学生時代のバイトはほぼキリンジのためだったし、就職してからの休暇は(ツアーがあるときは)全てキリンジに当てた。キリンジのライブにさえ行けば幸せになれることが分かってたからそうしてた。間違っていたとは思わないよ。だけど、もうちょっと、自分の手でも幸せをつかめるようになりたいな、なんて思ったの。
28才になって、たくさんの人にお祝いしてもらえて、すごく嬉しかった。そのお返事に、私は書いていた。「自分で幸せな28才にしたいです」って。
そういうことなのかもしれない。
キリンジに頼るのは簡単だ。幸せにしてもらえるのは分かり切ってる。でも、そうじゃなくて。
きっとBBLはきっかけに過ぎないんだと思う。いつかはこういう日が来てたと思う。ううん、来なくちゃいけなかったんだ。
キリンジが大好きだよ。今でも一番好き。でも、違う方法で幸せを探してみる。キリンジ離れ。それが、今の私のするべきことだと思うの。